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公開日:2021年06月25日  最終更新日:2022年05月01日

元キーエンスの営業マンにインタビュー(高年収の理由、業務内容・取り扱い商品、営業スタイルをご紹介)

営業マンチャンネル

ゲストの経歴

イシグロ@行動心理で売るプロ(元キーエンス全国表彰)

【誰でも営業を学べる環境を作る】セールスに自信のない営業マンでも売上を爆発的に伸ばせる販売手法をツイートします!理系国立大学院"主席"/産業技術総合研究所/「news zero」で全国放送/キーエンス入社→全国表彰/コンサル実績→累計62人,約9000時間指導/コンサル生の平均年収1200万/営業コミニュティESM代表

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大堀:営業マンチャンネルの大堀です。
今回はキーエンス出身の石黒さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。まず簡単に自己紹介お願いします。

石黒:石黒と申します。
今ご紹介いただいた通りキーエンスで働いていて、3年半ほど勤めてました。

今は営業を教える立場で、売るっていうことに対して悩みを抱えている世の中の営業マンに販売する方法や、こうしたら売れますよっていうことを教えているコミュニティの運営をしています。
あと、新卒で就職活動を頑張ってる学生を支援する団体の運営もしています。

在学時の経験

大堀:新卒・学生の支援もされているということですけれども、石黒さん自身は学生時代どのような経験をされましたか?

石黒:キーエンスって営業のイメージがあると思うんですけど、まったく営業とはかけ離れたところにいて、パソコンが友達かっていうぐらいずっとパソコン触ってる毎日でした。

僕大学院を出てるんですけど、研究のしすぎで大学院も首席で出たぐらい勉強してました。
当時産業技術総合研究所っていう研究所の研究もやっていて…山荘検定って知ってますか?

大堀:いや、聞いたことないですね。

石黒:理化学研究所っていうと知ってる方も多いんですけど、小保方さんのスタップ細胞で有名になった研究所です。

理化学研究所ってのが国が作った研究機関で、化学の分野の研究機関。
それともう1つ対を成して、パソコン系のところで国が作った研究機関が産業技術総合研究所。

そこの研究員をやってました。
そこで人工知能の研究してて、新国立劇場を貸し切ってオペラコンサートみたいなのを開いて実験したりとか、どういう心理テストで人って避難行動するのかなっていうのを研究として人工知能に入れたりとか。

ちょうど震災の後だったからnews zeroで特番が組まれて、その研究が放送されたりとかっていうのがあるぐらいパソコンしか触ってないような学生時代でした。

大堀:研究一筋のところからキーエンスの会社に入ったんですね。

石黒:そうですね 研究一筋でした。

就活と業務内容

大堀:そんなキーエンスなんですけど、キーエンスではどんな業務をされていたのですか?
お話聞かせてください。

石黒:就職活動を振り返ると技術職を目指していました。
NECとか日立三菱電機とか、就職活動が始まる前からいろんな企業さんから声をかけていただいていました。
大手の家電メーカーさんが多かったですね。

外から「うちに来てくれ!」っていうのをいただいてて、自分もそっち行くのかなーって
思ってたんですけど、たまたまあるきっかけがあってキーエンスの技術職を受けてみました。

職歴としては結果的にキーエンスに入りました。
1年間販売促進グループっていう本社のグループで、全国の売り上げ営業マンがどうやったら売り上げが伸びるかなっていうのを考える部隊に1年間いて、そこから「営業に出してくれ!」って希望を出して2年半営業してました。

大堀:もともと技術志望だったのになんで営業に出してくれって頼んだんですか?

石黒:そのときは販売促進のグループでなにしてたかっていうと、作戦考えるのと全国の営業マンが困ったときに飛んでいって、一緒にお客さんのとこについて回って解決するみたいなことをしていました。

それで営業見ているうちに自分も営業やりたいなって思ったのが1個と、売上どうやったら上がるかを考えてる部隊だったので、自分で営業しても売れるんじゃないのって思って営業の希望出しました。

キーエンスの雰囲気

大堀:キーエンスって周りからは超一流企業っていうイメージがあると思うんですけど、実際どんな会社かって雰囲気とかよくわからない人は多いと思います。
キーエンスってどんな感じの社風なんですか?

石黒:社風としては優秀な人は多い印象ですね。
どんな人が集まってるかって言うと、俗に言う「大学の中で中心となる人物」っているじゃないですか?

大堀:いますね。

石黒:一番大きいサークルの主幹とかリーダーとか、学校の各学年で中心になる人物がいると思うんですけど、そんな人たちの寄せ集めですね。
みんなそういう感じの人です。
なにかしらのグループのリーダーとかっていうの経験してるような、周りを巻き込む力がある人。
あとはやっぱりみんな頭の回転が速い。

社風としても風通しが良いというよりは、キーエンスってとにかく利益を追い求める会社で有名で、正しいことは全て正しいという環境です。
例えば新人の一年目が正しいこと発言したらそれをすぐ取り入れられます。

キーエンスの収入事情

大堀:キーエンスと言えば『30代で家が建ち、40代で墓が立つ』って言うくらい厳しい会社っていうイメージなんですけど、実際どうだったのでしょうか?

石黒:厳しいといえば厳しいのかなと思います。
だけどキーエンスは中途の採用は絶対しないで新卒でしか採用しないので、新卒で入ったタイミングで社会人がどんだけ忙しいかわからないから、最初からキーエンスの環境にいるとそれ当たり前になっています。
周りから「忙しそうだね」とか「激務なんでしょ」とか言われますけど、実際キーエンスで働いてる人ってあんまりその感覚がないですね。

大堀:なるほど。
その分キーエンスって営業でも最高峰って言われるほどお給料が高いですよね。
だいたい給料事情ってどんな感じでしたか?

石黒:やっぱ高いなと思います。
僕が入った当初は平均年収が1800万くらいで、源泉徴収見た感じ1年目で750~800万くらい、2年目で1000万くらいでした。

大堀:新卒1年目で700万貰えるんですね!

石黒:僕の1個下の後輩は1年目で800万くらいでした。

大堀:インセンティブってあるんですか?

石黒:キーエンス営業部だとやっぱり成績は毎月出るんですよ。
月ごととか、四半期ごととか、半期ごととか、通年とかでランキングみたいなのがズラーと出ます。
成績が良いとボーナスが上がります。
キーエンスってボーナスが年4回あるんですよ。

大堀:多いですね!

石黒:3ヶ月に1回ボーナスがあって、夏と冬はちょっと大きいボーナス、春と秋はちょっと小さいボーナスとなっています。
売れてもないし売れてなくもないみたいな人だと、手取りでボーナスが60~70万くらい春秋でもらえます。
夏冬のボーナスは手取りで100万ちょっともらえるかです。

ただそこの査定っていうのが成績によって変わって、1番いい人だと+40%くらい、めちゃめちゃ悪い人だと-40%くらいになります。
仮に100万基準ってなったら140万と60万まで開きが出ます。

大堀:めちゃくちゃ高い給料を社員に払えてるなって思うんですけど、キーエンスってなに売ってるんでしたっけ?

石黒:工業向けにセンサーとかカメラとかっていうのがメインですね。

大堀:どんなセンサーなんですかね?
僕もセンサーを売ってることは軽く聞いたことがあったんですけど、実際どんなことに使うものなのかはさっぱり見当も付いてなくて…
実際なにに使うどんなものを売ってたのでしょうか?

石黒:工場の中で使われる装置の中に組み込まれたり、精密検査したりするもののカメラなどに使われています。
お客さんとしては…エレクトリカルパレードってあるじゃないですか。
あれ音楽流れながらわーわー動いてると思うんですけど、それを制御するための機械とかも売ったりしてます。

センサーで1番わかりやすいので言うと、ファミリーマートってドア開いたタイミングで人が入ったら音鳴るじゃないですか。
あとレジに行ったときとか「ピンポン♪」って勝手に鳴ったり、レジに入ったことが認識されて店員さんが来たりとか。
あそこにもセンサーがついてるんですよ。
とかっていうのが日常的なとこだと使われていますね。

大堀:確かにそう言われたらセンサーいろいろ使われてますけど、まさかそれを売ってる人がそんなに給料高いなんて普通に生活してたら思いもよりません。
なんでキーエンス給料高くできてると思いますか?

石黒:キーエンスは売上に対する利益がだいたい50%くらいでめちゃくちゃでかいんですよ。
キーエンスの給料の仕組みっていうのが、キーエンスの全社全体であげた利益の何パーセントを社員に還元しますっていう仕組みなんです。
逆に言うと会社の売り上げが落ちたら給料下がります。
売り上げがめちゃめちゃへこんだ時期があって、平均年収が1000万にガクンと落ちたこともありました。

給料が高い数字に保たれてる理由っていうのは、会社全体としてしっかり利益が上げられていて、そのうちの利益幅ってのをしっかり取れていて、そのうちの一部が社員に還元されてるからなんです。

みんな一生懸命働けば普通に給料上がりますし、会社全体で仕事に対してさぼる人ってのはまずほぼほぼいません。
それが水準が保たれてる理由でもありますし、給料が高く保たれている理由でもあります。

キーエンスでの成功談・失敗談

大堀:キーエンスの社内事情については分かりました。
続いてキーエンスでの経験の方をうかがっていきたいんですけど、キーエンスで働いてる中で印象的だった成功談や失敗談はありますか?

石黒:成功談 失敗談ですか…
僕って販売促進で1年やってきて、売れるなって自信をもって営業に出てきたんですけど、最初の半年間ぐらいって本当に売れませんでした。
全国で見ても下から数えた方が早い順位をずっとうろついてました。

売れなさすぎて上司から怒られすぎて、営業来て半年で疲労で倒れてしまったこともあります。本社から出てきた営業マンだーって期待されて出てきてたので、周りからの視線もありましたし、そこに苦しんでる自分。そこで結果出せなかったっていう失敗談はありました。

成功談と言うと、表彰されたのが成功談なんですけど、なんでそんな失敗した状況から成功できたかっていうのにきっかけがあって、当時僕に直接教えてくれる先輩がいたんですけど、その先輩っていうのがお笑い芸人の実の兄貴で…大堀さん、【某大物お笑いコンビ】って知ってます?

大堀:知ってます!知ってます!

石黒:【某大物お笑いコンビ】の【某大物お笑い芸人】って知ってますか?

大堀:はい!知ってます!!

石黒:その【某大物お笑いコンビ】の【某大物お笑い芸人】の実の兄貴が、キーエンスの中で『営業の神様』って言われてる人で、弟がお笑い芸人なんでめちゃめちゃしゃべりとか上手かったです。
僕の直属の上司にその人がついて、【某大物お笑い芸人の名字】さんて言うんですけど…本名なんですけどね。

大堀:まあ そうですよね

石黒:僕の上司についた【某大物お笑い芸人の名字】さんに「僕売れないんですけど」っていう相談をしてるときに言われたことがあって、「なんで売れないのかわかるか?」「それは自分で考えてるから売れないんだ」

キーエンスのその中には僕の好きな格言があって『模倣は強者の常套手段』
これはなにかって言うと「真似することは結果をあげる人が当たり前にやっていること」「真似するってずるじゃない」っていうことです。
その田村さんにも言われたのが「自分で考えて結果が出るはずがない」「自分の頭の中で結果が出るやり方を知らない状況なのに、知らない自分の頭の範囲で考えても自分の枠の外にある結果を生み出せるはずがない」

どうすればいいかっていうと、結果を出してる人のやり方をそのまま全部真似することができたら議論上同じ結果が当たり前に得られるよねって話で、自分のやり方とか考えは全部捨ててとにかく俺の真似をしろって。

その日から先輩の出社する時間とか、メールチェックする時間とか、レスポンスを返すスピード感、テレアポかけているときの電話の内容、声のトーン速さ、全部真似したんすよ。
それを徹底して半年1年続けてたら、その1年後には全国で表彰されてました。

キーエンスで学んだ営業スタイル

大堀:なるほど。真似された内容ってどんな感じの営業スタイルでしたか?

石黒:真似したっていうところで言うと、結果を出した後に僕の下に新人が入ってきて、営業とか独立して営業マンの方に営業売るための知識とかをしっかり教えるために、その営業ってどうなったんだろうっていうのを自分で振り返ったんですよ。
そこで1回自分の中で言葉にするってのができてなかったので、営業の販売施工として売るものを作りました。

そこで一番キーポイントだったのが『行動心理』
先輩からも教えてもらった営業スタイルの中に含まれてた「こう言ったら相手って
こう思うよね」って人間は脳の構造じゃ決まってるんですよ。
例えば大堀さんが綺麗な若い女性から「かっこいいですね」って言われたら嬉しいんですよ。

大堀:嬉しいですね。

石黒:嬉しいですよね。
これって別に大堀さんじゃなくても、大堀さんの上司の方でも同僚の方でも「かっこいいよ」って言われたらみんな嬉しいんですよ。
これって人間だったらみんな当たり前に思っていて、営業も同じでこう伝えたら相手ってこう思うよねっていうのが全部公式としてロジックとして人間は決まっています。

自分が持ってきたい商談の方向に持って行くためには、しっかり行動心理学を使ったトークをしっかりと自分で作り込んで、話して伝えればお客さんを思ったようにコントロールすることができます。
これが売る仕組みです。

大堀:なるほど。
その行動心理学はキーエンスで学んだ内容だったんですね?

石黒:そうですね。
キーエンスの中で学んで、振り返ったらそうだったなって感じです。

売れない営業マンの君へ

大堀:ありがとうございます。
最後に、いま営業マンでなかなか売れなくて大変だなっていう人がたくさんいると思うんですけれども、行動心理学を活かして物を売るにはどんな方法がいいのでしょうか?

石黒:最初から売れている人って売れない人の気持ちがわからないんですけど、僕は病院で倒れてしまうぐらい売れなかった経験もしてるので売れない人の気持ちも、売れるまでの道筋も全部わかるんですよ。

売れない人がまずするべきことっていうのは『売れる人の真似をする』こと。
売れる人の真似をすることの中にちっちゃな技術が全部散りばめられています。
それを自分の中のセールスに落とし込んでいくことがまずやるべきことです。

大堀:キーエンス以外の企業で営業されている方も、それを落とし込んでいければ必ず売れるようになりますか?

石黒:必ず売れるようになりますね。
結局扱う商材って営業力に関係ないので。

今売れてる人はそうですし、これから売れるようになる人もそうですけど、仮に今勤めている会社が急に潰れても、急に転職したいってなっても、別にどんな業界でも、売る仕組みとか売ることに対しての理解、営業力に対しての理解があったら一生困りません。
不動産の人が急に保険にいってもずっと売れ続けます。

僕のキーエンスの先輩は保険業に移ってもずっとトップで売り続けています。
外資のフルコミッションのプルデンシャル生命の中でも超有名人なぐらい売れ続けてる人もいます。
そういう人はキーエンスでもやっぱりトップでした。

あつかう商材って一切関係ありません。
今売れてない人はまず売れてる人を身近に見つけて学ぶこと。
学ぶ環境がないのであればその環境に身を置くことが1番重要です。

大堀:ありがとうございます。
本日はキーエンス出身の石黒様にお越しいただきました。

営業マンチャンネルではこれからも様々な企業の営業マンや、営業マンから活躍されて社長になった方など、色々な方にインタビューしていきます。
興味のある方はチャンネル登録&高評価よろしくお願いします!!

まとめ

行動心理学を学ぶと良い

売れない人がまずやることは『売れる人の真似をする』こと

営業力を理解していれば、商品に関係なく売り続けられる

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